症例集

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先天性欠如

右上の犬歯が生まれつき存在しない

24歳で公務員の男性の症例

『デコボコで歯磨きがしずらいコトと、体に悪い影響があるのではと心配です』と来院されました。右上の犬歯が生まれつき存在しません(先天性欠如)。

犬歯が存在しない場合

デコボコを治すために、左は上下の第一小臼歯を抜歯することにしました。右下は第一小臼歯を抜歯し、右上は犬歯が存在しないので抜歯しませんでした。透明な装置を付けて治療開始しました。

治療開始1年経過

治療開始後1年経過時です。デコボコがきれいに並び、抜歯した隙間も閉じてきました。

保定装置を使用

治療後1年3ヶ月経過時です。治療期間は1年10ヶ月でした。歯の裏側に細いワイヤー(保定装置)をつけて元の歯並びに戻らないように、3ヶ月に1回通院して定期検診を受けていただいております。すべての歯がかみ合わせに参加しているので、初診時に心配されていたデコボコによる体への悪影響もなくなりました。右上の犬歯が存在しないので、第一小臼歯を犬歯の代わりとして使っています。

  • 一般的な矯正:600,000円

治療に係るリスク

  • 矯正科治療に係るリスクや副作用には、以下の点が挙げられます。
  • 1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日~1週間で慣れることが多いです。

    2. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメインテナンスを受けることが重要です。

    3. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。

    4. 治療中に顎関節症状が出ることがあります。

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