トップページ > 症例一覧 > 上顎前突(出っ歯)> 出っ歯ケース3
『上の前歯がはみ出して見えるのが気になる』とお母様に連れられて来院されました。
自分で取り外し可能なヘッドギヤーを1年1ヶ月使用して、奥歯の関係を整えました。続いて連続抜歯により、上下左右の第一小臼歯を4本抜歯しました。奥歯の生えかわりとともに抜歯した隙間が装置を付けることなくかなり閉じてきました。
11歳時です。透明な装置を付けて、仕上げの治療を開始しました。
治療終了後1年1ヶ月経過時です。治療期間は1年10ヶ月でした。治療終了後、歯の裏側には元の歯並びに戻らないように細いワイヤーの保定装置を装着して、3ヶ月に1回通院して定期検診を受けていただいております。『前歯が後ろに下がり、口も閉じやすくなったようです』とお母様がおっしゃっていました。
1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日~1週間で慣れることが多いです。
2. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメインテナンスを受けることが重要です。
3. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
4. 治療中に顎関節症状が出ることがあります。