症例集

トップページ > 症例一覧 > 反対咬合(受け口) > 受け口ケース3

反対咬合、受け口

かみ合わせが逆で前歯で噛み切れない(幼児期)

4歳の女の子

『かみ合わせが逆で前歯で噛み切れないことが多く、見栄えも悪いので何とかしてほしい』とお母様とご一緒に来院されました。検査の結果、乳歯列期でありながらすでに上顎と下顎の骨の関係が悪くなりかけていました。なるべく早く前歯のかみ合わせを正常なかみ合わせにすることで、上顎と下顎の骨が正常な成長を獲得できる環境に整える必要がありました。

乳歯から永久歯への生え変わり

治療開始時は幼稚園児と言う事で、自分で取り外し可能なチンキャップと言う装置をご自宅で使用していただくことにしました。使用時間は就寝時と日中もなるべく長い時間付けていただくようにお願いしました。
1年2ヵ月後、前歯のかみ合わせが治りました。下の前歯は乳歯が抜けて永久歯に生え変わろうとしています。

受け口でも良好な治療経過に

3年後、7歳時です。下の前歯は4本上の前歯が2本永久歯が生えています。前歯のかみ合わせは引き続き正常で安定しており、口元のバランスもとてもよくなりました。ご両親の矯正治療に対するご理解が十分に得られたために、早期に治療を開始できたことが良好な治療経過につながっています。しかし、反対咬合(受け口)の場合思春期の成長期(女の子の場合小学校4年生くらいから)に下顎の骨が急激に大きくなって前歯のかみ合わせが逆になって初診時のかみ合わせに戻ってしまうことがあるので、今後も永久歯が全て生えそろうまでは注意深い定期検診が必要になります。

  • 第一段階:320,000円

治療に係るリスク

  • 矯正科治療に係るリスクや副作用には、以下の点が挙げられます。
  • 1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日~1週間で慣れることが多いです。

    2. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメインテナンスを受けることが重要です。

    3. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。

    4. 治療中に顎関節症状が出ることがあります。

ページトップへ