トップページ > 症例一覧 > 上下顎前突(口元が出ている)> 口元が出ているケース3
『前歯と唇が前に出た感じが気になり、デコボコも治したい』と来院されました。
上下左右の第一小臼歯を4本抜歯して、前歯を後ろに下げてデコボコを治すための隙間を確保しました。透明な装置を付けて、治療を行いました。自分で取り外し可能なヘッドギヤーという装置を自宅で使っていただき、上の奥歯が前にずれるのを防ぎました。2年数ヵ月後にアメリカに留学することが決まっており、『それまでに治療を終わらせてほしい』とのコトでした。そこで上下の前歯にコルチコトミ-という小さな手術を行い、治療期間を短縮しました。
治療後1年1ヶ月経過時です。治療期間は1年8ヶ月でした。歯の裏側には細いワイヤーの保定装置を装着しています。治療後、すぐにアメリカに留学しました。写真は一時帰国時に、検診のために来院された際のものです。アメリカでも『歯並びと口元はキレイ』と英語で言われているそうです。『ナイス・スマイル』とでも言われているのでしょうか。次回、帰国時に教えてもらいます。
1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日~1週間で慣れることが多いです。
2. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメインテナンスを受けることが重要です。
3. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
4. 治療中に顎関節症状が出ることがあります。