症例集

トップページ > 症例一覧 > 外科的矯正(手術を併用した矯正治療)> 外科的矯正ケース3

外科的矯正、手術を併用した矯正治療

下唇と下顎が出て発音しづらい

30歳で会社員の女性

『かみ合わせが逆で、下唇と下顎が出ているので格好が悪いし、発音しずらいし、前歯で噛めなくてとっても具合がわるいです』と来院されました。上顎に比べて下顎が極端に大きいために、外科的矯正治療の適応症と診断いたしました。

差し歯の矯正

上の前歯の差し歯が極端に長く作られていたので、これを少し削って短くして他の歯の長さとバランスをあわせてから、透明な装置で術前矯正治療を行いました。

術前の様子

手術直前です。術前矯正治療の期間は、1年6ヶ月でした。デコボコはきれいに並びましたが、前歯のかみ合わせはこの時点ではまだ逆のままです。

キレイな歯並びを維持

治療後1年1ヶ月経過時です。術後矯正治療期間は3ヶ月で、術前術後矯正治療期間は1年9ヶ月でした。歯の裏側には元の歯並びに戻らないように細いワイヤーの保定装置を装着して、3ヶ月に1回通院して定期検診を受けていただいております。口元は、かなりキレイになりました。『手術をして良かったです』とおしゃっていました。上の前歯の差し歯が上の歯並びに合ってないので、いずれこの差し歯を作り直すことをお勧めしております。

  • 健康保険適用

治療に係るリスク

  • 矯正科治療に係るリスクや副作用には、以下の点が挙げられます。
  • 1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日~1週間で慣れることが多いです。

    2. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメインテナンスを受けることが重要です。

    3. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。

    4. 治療中に顎関節症状が出ることがあります。

ページトップへ