症例集

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過蓋咬合、下の前歯が上の前歯に隠されて見えない

上の前歯が内側に傾きすぎている

15歳で高校1年生の男子の症例

『上の前歯が内側に傾きすぎていて、格好が悪いので治してほしい』とお母様とともに来院されました。正面から前歯を見て、『噛んでください』と言うと下の前歯が見えません。上の前歯が下の前歯に被さり過ぎています。このままでは、下の歯並びに装置を付けることが出来ません。

一般的な矯正装置で治療

16歳時です。上の左右第一小臼歯を抜歯して、上の前歯を後ろに下げる隙間を作りました。上の歯並びだけ先に透明な装置を付けて、上の前歯を少し移動させることにしました。

下の歯並びにも矯正装置を装着

17歳時、治療開始後10ヶ月経過時です。上の歯並びが少し整ったので、下の歯並びにも透明な装置を付けました。

上の前歯を後ろに下げる工程

治療開始後1年1ヶ月経過時です。上の歯並びの両側の隙間を閉じながら、上の前歯を後ろに下げています。

保定装置で仕上げ

18歳時です。治療期間は1年8ヶ月でした。治療終了し自分で取り外し可能な保定装置を装着して、元の歯並びに戻らないように3ヶ月に1回通院して定期検診を受けていただいております。正面から前歯を見た際に、治療前には全く見えなかった下の前歯が見えています。内側に傾きすぎていた上の前歯も治りました。お母様はわが息子のスパースマイルに、『感激しました、矯正を受けさせて良かったです』とのことでした。

安定した歯並び

20歳時、治療終了後2年3ヶ月経過時です。夜間のみ保定装置を継続中です。歯並びは依然としてきれいに安定しています。

  • 一般的な矯正:600,000円

治療に係るリスク

  • 矯正科治療に係るリスクや副作用には、以下の点が挙げられます。
  • 1. 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日~1週間で慣れることが多いです。

    2. 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメインテナンスを受けることが重要です。

    3. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。

    4. 治療中に顎関節症状が出ることがあります。

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