トップページ >お知らせ
2016年10月22日(土)
最近、お子さんの上下の前歯のかみ合わせが1本だけ逆にかむので診てほしいという相談が2人続きました。
お母様は、お子さんの前歯が逆にかむことで見た目が悪いことを気にされています。
しかし、お子さんの歯を拝見すると見た目以外に重大な症状がありました。
写真のように左の前歯のかみ合わせが1本だけ逆にかむと、大きな上の前歯と小さな下の前歯が強くぶつかってしまいます。これを外傷性咬合といいます。
ちょうどダンプカーと軽自動車が衝突するようなイメージでしょうか。
小さな下の前歯が大きな上の前歯に負けて、下の前歯の歯茎が下がってしまいました。これを歯肉退縮といいます。
このままでは、歯茎が下がった下の前歯の寿命が短くなるというリスクがあります。
そこで、歯の生え代わりの時期(小学校低学年)に、すぐに逆のかみ合わせを治すことで隣の下の前歯の歯茎と同じ高さに回復することができます。
早めの相談、早めの治療はお子さんの利益を生みます。